症例1-掌蹠膿疱症-

掌蹠膿疱症と漢方~症例1

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白ロゴ掌蹠膿疱症 症例1

◎患者さんNさん(54歳、女性)

この症例の記録写真は、患者さんNさん(54歳、女性)のご好意によって、掌蹠膿疱症
で悩んでおられる方々のお役に立つようにと、すすんで資料の公開をお許しいただい
たものです。

データ:
漢方薬の服用開始:2005年11月1日
漢方薬の服用修了:2007年11月17日

 

使用前

掌蹠膿疱症

 

症状は、2004年4月頃から手掌(手のひら)と足蹠(足のうら)に、膿疱ができ始め、症状が悪化したので皮膚科を受診し、掌蹠膿疱症と診断され、副腎皮質ホルモン剤の軟膏を塗り、抗アレルギー剤を服用する治療を受けた。


しかし、1年4ヶ月が経過しても症状の改善が見られず、当薬局に相談に来られた。
両手、両足の手掌と足蹠は熱をもって赤くはれ上がり、多数の膿疱と亀裂を生じ、痛みと痒みが強い。そのため歩く事ができず、ご主人に抱きかかえられて来店された。体力の消耗も著しく、疲労倦怠感も強い状態であった。


なお、掌蹠膿疱症では、全身の80%前後の方々に、鎖骨、胸骨、脊椎骨、骨盤等の骨やそれ等の骨の関節部に炎症が、ほぼ同時に発症することが多いが、幸いNさんには骨の炎症はみられなかった。
しかし、骨の炎症のある場合にも、中医学(中国の伝統医学)によって正しく対応すれば手掌や足蹠の炎症と共に、骨や関節の炎症も改善する。


当薬局では、従来から中医学理論に基づいて、中成薬(中国医学で用いる生薬製剤)を用いて掌蹠膿疱症に対応し、よい結果を多数得ている。
自己免疫疾患は、体を守る免疫系が錯乱し、自分自身に障害を与える状態であるので、この錯乱を是正することが基本的な対策となる。


約二千年前に著されたとされる、中国医学の現存する最古の医典である『黄帝内経』には、「腎は髄を生じ、骨を養う」と言う記載があり、この記載に基づいて補腎薬と言われる中医処方が数多考案製作されて、今日に至っている。


自己免疫疾患は、前述のように自己の免疫細胞が誤って、自己を攻撃して発症する。この現象を、中医学の目で見ると免疫細部の生成の源である骨髄の異常であると考えられ、従って病態の改善の基本は骨髄の機能を正常化する補腎法であり、実際に補腎薬が用いられて成果を得ている。また、手掌、足蹠の炎症に対しては、清熱解毒薬類が有効であるので、対症療法として補腎薬類と併用する。


2006年3月18日

掌蹠膿疱症

2006年8月12日

掌蹠膿疱症

2006年12月2日

掌蹠膿疱症

 

生活習慣の改善

 

あらゆる病症に対しても、その改善のためには生活習慣の見直しが必要となる。
食事、睡眠、運動等が特に重要であるので、およそ次のような目標に向けて努力していただく。

 

食事:

基本的には、日本人が従来ずっと続けて来た、米、野菜、豆類、魚を主としてとり、牛乳や牛類はあまりとらないこと。特に砂糖を多く含むチョコレート等の菓子類、加糖されたジュースや炭酸飲料等をとらないこと。

 

睡眠:

これも、古来から日本人が習慣としていたように、午後10時就寝、翌朝6時起床の8時間睡眠を心がける。

 

運動:

一日に2時間(少なくとも1時間)ぐらいは歩くこと。

 

 

以上のような方法によって、Nさんの症状は、よく改善された。
多くの場合2~3年を要している。 経過は、写真の示す通りである。
一般に、中成薬の服用を始めると、初期には一時的な症状の悪化が見られることが多い。
しかし、これは一時的現象であるので、数週間の後には徐々に改善に向かうので、心配の必要はなく、しばらく我慢が必要である。
現代医学による治療法が未だ確立されていない今日、中医学と中成薬の経験を活用するのは現実的な対応であると考える。
なお、自己免疫疾患のうち、潰瘍性大腸に対しても、中医学による対応によって、改善を見ることがあることを附記する。

 

以上

 

吉祥寺東西薬局 薬剤師 猪越恭也

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八仙丸(はっせんがん)
八仙丸
効能・効果
疲労倦怠感、口やのどの渇き、腰や脚の痛み、夜間多尿

 

書籍
皮膚の病気は内臓でなおす
『皮膚の病気は内臓でなおす』

猪越 恭也 先生

猪越恭也
東西薬局グループ 会長
東京薬科大学附属
社会医療研究所 教授
長春中医薬大学 客員教授
日本中医学会 理事
日本中医薬研究会 顧問

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