癌って、どんな病気?
◆ 癌(ガン)ってどんな病気なの?(まずは西洋医学で癌を知ろう)
細胞のしくみ:
人間の身体は、無数の細胞できています。
この細胞の核の中には、DNAとRNAという核酸がはいっているのです。
DNAには遺伝の情報が備わっており、この情報をRNAが読み取り新たな細胞をを作り出します。
このような遺伝情報の伝達によって、骨の細胞は骨を作り、筋肉の細胞は筋肉を作っているのです。
がん細胞とは:
正常な細胞の場合、遺伝の情報に基づいて正確に増殖し、一定の段階が来ると増殖はストップします。
それに対してがん細胞とはさまざまな原因によって、この遺伝情報に欠陥が生じると、その間違った情報が
そのまま伝えられていくのです。こうなってしまうと欠陥細胞はとめどもなく増殖を続け、正常な細胞を
おびやかす癌細胞となってしまうのです。
まとめ:
1.DNAに障害がおこる
2.RNAがそのまま間違った情報をよみとる
3.細胞が異常に増殖してしまう
以上のことから、癌は細胞遺伝子の病気だという事がわかります。
◆癌の転移って?
増え続ける癌細胞は、一ヶ所にとどまることなく、放置しておくと全身へと広がっていきます。
転移はその経路によって分けて考えます。
1.血行性転移:癌細胞が血管を通って転移していくもの
2.播種性(はしゅせい)転移:癌細胞が、腹腔など体腔内に入り臓器をおかすもの
3.リンパ行性転移:がん細胞がリンパ管を通って転移していくもの
3.癌の対策
癌は生命を奪う怖い病気ですが、発病の経過や症状等は、癌ができた部位やその人の免疫力などによって
千差万別です。癌ははじめにできた病巣だけでなく、その他の臓器へと転移し全身へ広がっていく厄介なもの
ですが、最近では医学も進歩し治癒が可能なケースも増えてきています。
また早期発見して手術をして治癒できるケースも増えています。
東洋医学と癌
中医学では癌(ガン)を特別な病気とは捕らえていません。
癌(ガン)も中医学の基本原則に基づいて考えていきます。
◆ 基本原則
1.整体観(せいたいかん)
西洋医学の場合どうしても病気そのものに注意がいき、患者の体質をみていない場合があります。
抗がん剤や手術などは必要な場合も多々ありますが、そのリスクを無視して行なった結果、手術そのものは成功しても、患者さんの急激な体力低下を伴う事も多いようです。
中医学では、まず病気の部分だけをみるのではなく、病気を含めたその人を全体を一つのものとして考えます。
2.未病(みびょう)を治す
最近では西洋医学でも予防医学の重要性が叫ばれるようになり、健康診断なども定着していますが、基本的には病気が発見できなければ治療できません。病名のない段階では経過観察といって結局ほとんど対処できず、症状だけ悪化していくケースもあるようです。中医学では病名がつかないような段階でもその症状などに応じて対応していきます。また家系的にガンがおおいという方にはその方の体質に合わせた薬の選択をすることで健康状態を保ち、免疫機能を整えていきます。
3.扶正去邪(ふせいきょじゃ)
西洋医学の場合、去邪に治療が片寄りがちです。
西洋医学の基本となる治療の3本柱は手術、抗がん剤、放射線治療の3つですが、これらの治療法いずれも
優れた効果はありますが、正常な組織・細胞にも負担をかけるためその結果自然治癒力(免疫力)が
低下してしまい、再発してしまうこともあります。
中医学では扶正去邪が基本ですが、ガン治療に関しては扶正のほうに重点を置くことが多いと思います。
これは自然治癒力(免疫力)を強めて自らの力でガンを克服する方法であるといえます。また西洋医学と
併用することによって互いの短所を補い合い、長所を発揮し合う組み合わせといえるでしょう。
中国においては、西洋医学と東洋医学(漢方)を併用することで死亡率の低下や癌細胞の減少、再発防止に
効果があることが臨床経験から確実とされております。
◆ 東洋医学による「癌の漢方相談」
1.弁証論治(べんしょうろんち)
中医学に基づいた相談を行い、最適な漢方薬を見極めます。
2.漢方薬及び健康食品
癌の部位や症状、体質に合わせた漢方薬や健康食品をご紹介します。
3.免疫力を賦活する生薬及び健康食品
患者さんの体質を見極め、じっくり検討していきます。
体力のための漢方薬
補中丸(ほちゅうがん)

効能・効果
虚弱体質、貧血症、夏やせ、胃弱、病中・病後の体力回復、痔疾、脱肛、胃腸機能が減退し、疲労倦怠感のあるもの又は頭痛、悪寒、発汗を伴うもの
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)

効能・効果
虚弱体質、肉体疲労、病後の体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症
参馬補腎丸(じんばほじんがん)

効能・効果
食欲不振、肉体疲労、虚弱体質、病後の体力低下、胃腸虚弱、血色不良、冷え性、発育期
瓊玉膏(けいぎょくこう)

効能・効果
食欲不振、肉体疲労、虚弱体質、病後の体力低下、胃腸虚弱、血色不良、冷え性、発育期
お問い合わせの多い健康食品
癌に関連してお問い合わせの多い健康食品の一例です。
シベリア霊芝(チャガ)
チャガは、生きた白樺の樹液を吸って成長するキノコです。このチャガはシベリアに広がるタイガで冬場に採取されます。ロシアのノーベル賞作家であるソルジェニーツィンの著書《ガン病棟》に記述があります。
木鶏丹(もっけいたん)
カワラタケとマンシュウグルミの樹皮のエキスを飲みやすい粒タイプにした食品です。清王朝を樹立した満州族の故地、長白山麓に伝わる伝説を元に、現地の大自然の中で育ったカワラタケとマンシュウグルミを配合した食品です。
白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)
アカネ科植物のフタバムグラの全草です。白い花と蛇の舌のような形状の葉をもつため、中国では白花蛇舌草といわれています。日本では殆ど利用されなかった植物ですが中国では有用なものとして利用されてきました。
冬虫夏草(とうちゅうかそう)
冬虫夏草とは、キノコの一種でコウモリガ科の幼虫にフユムシナツクサタケが寄生し子実体を形成したものです。
その名のとおり冬の間は虫として育ち、夏になると草として成長する、まさに動物(昆虫)と植物(菌類)が1つになっている不思議な生き物です。
中国では昔から高貴・高価なものとして知られており、薬膳として王宮料理にも重用されてきました。
産地は、青海・四川・チベット・雲南・貴州等の海抜4,000mの山陰の草原など、植物が腐食し土地が肥えている所に多く発生します。採れる時期が限られており、毎年、立夏(5月6日頃)前後の季節で20~30日間という短い期間です。
蝉の幼虫等に寄生するものありますが、中国では虫草(むしくさ)と呼ばれて冬虫夏草とは別物とされています。日本ではこれらも冬虫夏草と呼ばれています。