実証タイプの不眠症
実証タイプの不眠症は、身体にとって何かが過剰な状態で、眠れなかったり、眠りが浅くなってしまうタイプです。
このタイプでは、肝火上炎、痰熱内擾、胃気不和の3つが考えられます。
A:肝火上炎(かんかじょうえん)
◆ 症状
肝火上炎(かんかじょうえん)タイプの方は、寝つくことが出来ない、ひどいと明け方まで眠れないです。普段からイライラが強かったり、怒りやすい傾向があります。
◆ 改善方法
疲労やストレスの蓄積から気の流れが悪くなり生じた熱が、精神的に興奮させている状態です。このタイプの方の場合、気の流れを整える漢方薬と熱を冷まし興奮を鎮める漢方薬を用います。
◆ 漢方薬例
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
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C:痰熱内擾(たんねつないじょう)
◆ 症状
痰熱内擾(たんねつないじょう)タイプの方は、寝つきが悪い、眠りが浅い、夢見が悪いといった症状が起こりやすいです。
◆ 改善方法
このタイプの方は食生活のかたより(こってりしたもの、飲酒など)や季節(梅雨などの高湿)、臓腑の機能失調などにより、体内に水分が滞り、濃縮された痰(たん)から熱(痰熱:たんねつ)を生じることで、おこります。漢方薬は痰と熱を取り除くものを用います。
◆ 漢方薬例
- 温胆湯(うんたんとう)
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E:胃気不和(いきふわ)
◆ 症状
胃気不和(いきふわ)タイプの方は、胃や腸が張って苦しかったり、違和感があるため寝つけない、ひどいと横になることが億劫になることもあります。
◆ 改善方法
このタイプの方は暴飲暴食や就寝前の飲食、胃腸機能の失調ため、胃や腸に食事が滞っている為におこります。消化を促したり、胃腸機能を改善する漢方薬を用います。便秘の場合は、便通の改善も必要になります。
◆ 漢方薬例
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
- 開気丸(かいきがん)
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日常での注意点
- 冷たい物の飲食を控える
- タバコは吸わない
- 過剰な飲酒は避ける
- あっさりした食事にする
- ストレスを発散する
- 就寝前の飲食を避ける