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RSウイルスと漢方薬

RSウイルスとは?

◆ RSウイルスについて

RSウイルスは、パラミクソウイルス科に属するRNAウイルスの一種。環境中では比較的弱いウイルスで、凍結からの融解、55℃以上の加熱、界面活性剤、エーテル、次亜塩素酸ナトリウムをふくむ塩素系消毒薬などで速やかに不活化されます。
3歳までにほぼ全ての小児が抗体を獲得するため、学童以上では感染しても通常の風邪と同様の症状にとどまります。

母親からの抗体では感染を防げないため、免疫を獲得していない乳幼児は、症状が重く、重症化して気管支炎・肺炎などを起こすことがあります。看護する保護者や現場の医療従事者が、多量のウイルスに曝されるため、気管支炎やインフルエンザに似た症状をおこし、小児より重症になることもあります。

また感染力が強く、飛沫と接触で感染し、発症前でも周囲の人を感染させます。小児は症状が消えてから1〜3週間後も感染力を失いません。目や鼻粘膜から感染するといわれているので、マスクだけでは感染を防げないと考えられています。

乳幼児の肺炎の約50%、細気管支炎の50〜90%を占めるとの報告があり、1歳までに50〜70%以上の新生児が罹患し、その1/3が下気道疾患を起こすと報告されています。生後4週未満では感染の頻度は低いものの、発症した場合、呼吸器症状を起こさないことも多く、診断の遅れも起こしやすいです。更に生後4週未満では、突然死(乳幼児突然死症候群)につながる無呼吸が起きやすいことも報告されていて、注意が必要です。

◆ RSウイルスの症状は?

RSウイルス感染後4〜5日の潜伏期の後、39℃程度の発熱、鼻水、咳、発熱などの上気道症状が現れます。通常は1週間程度で軽快しますが、約3割の人は炎症が下気道まで波及して、気管支炎を発症し、咳の増強、呼気性の喘鳴、多呼吸などが現れます。1〜3%が肺炎を起こすなど重症化し、入院治療を受けます。心や肺に基礎疾患がある小児は重症化しやすいとされます。通常は数日〜1週間で軽快します。新生児は無呼吸を起こすことがあるので注意が必要です。

RSウイルス対策

◆ 日常的な予防

  • 外出の際は必ずマスクをしましょう。
  • こまめな手洗い、うがいを心がけましょう。
  • こまめに水分を補給して、常に咽喉を潤しておきましょう。
  • 適度に加湿を行い室内の湿度を40〜60%に保ちましょう。
  • 定期的に室内の換気を行いましょう。
  • 規則正しい生活を送り、睡眠を十分に取りましょう。
  • 自分の体調の変化に気を配りましょう。
  • 帰宅後すぐに入浴、着替えをする。(髪や衣類にウイルスが着くことあり)
  • 直接手掴みで食べるものは、注意が必要です。
  • 人ごみでは、のど飴をなめるのも予防につながります。
  • 乳幼児〜小児、高齢者の方、基礎疾患を有する方などは、体調不良(発熱など)時にスムーズに受診できるようにしておきましょう。
  • 家庭にRSウイルスや風邪、胃腸炎などのウイルスを持ってくるのは、電車やバスで通勤・通学している方や学校などで集団生活されている方です。特に気をつけましょう。

漢方的RSウイルス対策

◆ RSウイルスに罹ってしまったら

RSウイルスに感染しても通常の感冒とそんなに変わらないことが多いです。症状にあわせた漢方薬を用います。
こじらせる前にしっかりと対処しましょう。

風邪の漢方はこちら → 風邪と漢方薬

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