眼精疲労〜視力低下に効く漢方薬

眼精疲労の漢方

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白ロゴ肝は目に竅を開く

仕事などで眼を使いすぎたり、過労やストレスが続くと肝に大きな負担がかかり機能が低下してしまいます。目はとりわけ筋肉や神経が 発達しており、肝臓の状態が反映されやすいのです。肝機能が低下すると、精神も不安定となりイライラしやすくなったり落ち込みやすくもなり、眼精疲労や視力低下、眼の痛みなどを起こします。

肝『肝は目に竅を開く』中医学にはこのような言葉があり、内臓の1つである肝臓と、感覚器の1つである目が非常に関係の深いことを言い表しています。 目は膨大な量の情報を処理しており、思考の根源として重要なところです。また、肝臓は血液を貯える臓であり、血液の供給により神経や筋肉が 伸びやかに働けるようにします。

◎目は内臓から

中医学では古代から「肝は目に竅を開く」といい肝の具合は目に表れるとしています。 更に肝は腎に養われる」といわれ、よって目を治すには「肝」+「腎」の強化がたいせつだと考えます。すなわち「肝腎かなめ!」という訳です。(た

だし西洋医学でいう肝臓・腎臓病ではありません)

◎●「肝」+「腎」が弱るとみられる症状

疲れ目、かすみ目、視力低下、目の痛み、乾燥、めまい、目の充血、耳鳴り、白内障、緑内障、飛蚊症、のぼせ、めまい、頭重、耳鳴り、難聴、咽の渇き、骨粗しょう症、疲れやすい、腰痛、足腰のだるさ、手足のほてり、頻尿、残尿感、排尿困難、尿量減少、前立腺肥大、むくみなど

白ロゴ飲む目薬!杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)

8種類の生薬が目を強化

中薬杞菊地黄丸
中薬杞菊地黄丸
杞菊地黄丸は、疲れ目、かすみ目、視力低下、目の痛み、乾燥、めまい、目の充血、耳鳴り、目の疲れによる頭痛、めまい、耳鳴りなどの改善を目的とした漢方薬です。排尿困難や頻尿に用いる漢方薬『六味地黄丸(ろくみじおうがん)』に、枸杞子と菊花の2種類を加えた漢方薬です。

白ロゴ西太后も利用していた植物生薬『杭菊花(こうきっか)』

『杭菊花(こうきっか)』

日本の秋の風景を彩る花としておなじみの菊の花は、観賞用だけでなく、頭痛や目の疲れなどの症状を緩和し、肝機能を高める食物としても各地で栽培されています。
杭菊花は、中国の杭州の菊花のことを指し、物が良いことで知られています。

中医学において菊花の働きは、肝の熱を冷まし、目をすっきりとよく見えるようにする「平肝陽・明目」作用に優れているとされています。目の疲れやかすみ、目の痛み、充血、視力低下といった視力改善に用いられる他、頭痛や高血圧、イライラの症状にも処方されます。菊の爽やかな香りが心をリラックスさせてくれます。菊花が生薬として利用されてきた歴史は古く、中国では2000年以上前から薬用として栽培していたという記録が残されています。中医学の原典とも言われる「神農本草経」には、植物生薬の中でも「上品」にランクされ、不老長寿を保つための薬草と考えられていました。また、清代の西太后の処方集にも、目の疲れやかすみ、めまい、頭痛などに菊花を煎じたものに練蜜をまぜた膏薬「菊花延齢膏」が西太后に処方されたことが明記されています。西太后は、この菊花の膏薬を湯に溶かして服用していたそうです。

白ロゴ肝に良いものは目に良い。目に良いものは肝に良い。

◎目や肝に良い生薬や食品

名(フリガナ)
解 説
菊の花
目の炎症を鎮め、働きを改善する。
枸杞(クコ)の実

ナス科の植物、クコの実。

そのまま食べても美味しく、薬膳に使われます。疲れ目や目の乾燥に。

地黄(ジオウ)

ゴマノハグサ科のカイケイジオウの根

滋養強壮の良薬。疲れ目、乾き目に。充血やほてりのある人は乾燥しただけの生地黄。冷え、貧血の人は、酒で加工した熟地黄。胃腸の弱い人は少な目から。

鯉丹(リタン)

鯉の肝

肝臓を補い、目の働きを調節します。疲れ目、目の充血に

車前子(シャゼンシ)

オオバコの種子

目を補うほかに、利水作用があります。浮腫みのある人や尿の出の悪い人にもお勧め。

田七人参
(デンシチニンジン)

ウコギ科のデンシチニンジンの根茎

独特の止血活血効果により、血行を改善します。特に肝によいとされ、血の浄化に役立ちます。

決明子(ケツメイシ)

マメ科の植物エビスグサの種子

充血を取り、目の働きを調節します。便通促進の作用があります。便通の悪い人は短めに煎じます。軟便傾向の人は炒めて煎じたり、長めに煎じます。

石決明
(セッケツメイ)

アワビの貝殻

目の充血や、のぼせをとります。

目薬の木
(メグスリノキ)

カエデ科の樹木 メグスリノキの樹皮

目の炎症をとります。

黄柏(オウバク)

ミカン科の樹木 キハダの樹皮

目の充血や、体のほてり、炎症をとります。オウレンやメギ同様、ベルベリンを含みます。ベルベリンは目薬などにも含まれることがあり、花粉症にオウバク成分配合の目薬が好評です。

白ロゴ記事監修

猪越洋平

猪越 洋平(Yohei Ikoshi)

  • ・鍼灸師
  • ・按摩マッサージ指圧師
  • ・国際中医専門員
  • ・中医手技療法士
  • ・医薬品登録販売者
  • ・元NHK学園 漢方・経絡講座講師
目にオススメの漢方薬

目にお勧めの漢方薬

◆ 杞菊地黄丸製剤

中薬 杞菊地黄丸
(ちゅうやく こぎくじおうがん)
中薬杞菊地黄丸
効能・効果
疲れやすくて、顔・手足がほてり、尿量減少又は多尿で、ときに口渇があるものの次の諸症:疲れ目、かすみ目、のぼせ、めまい、頭重、排尿困難、頻尿、むくみ
中薬杞菊地黄丸は、「口が渇いて疲れやすい」、「顔と手足だけがほてる」、「尿が出にくい」、「頻尿」などの年齢と共に現れる症状のある方の「目の疲れ」や「かすんで見えにくい」といった目の症状の回復を促します。
◯生薬粉末を生かしたお薬です。
◯お薬の味が広がらない飲みやすい大きさの丸剤です。
360丸 \4,180(税込)
720丸 \7,700(税込)
1日3回 1回8丸
イスクラ杞菊地黄丸
(こぎくじおうがん)
イスクラ杞菊地黄丸
効能・効果
視力減退、体質虚弱、耳鳴、めまい
「イスクラ杞菊地黄丸」は六味地黄丸に枸杞子と菊花を加えた処方で8種類の生薬を粉末にし丸剤とし、プラスチック製の容器に入れ蝋封したものです。視力減退、虚弱体質、耳鳴り、めまいの改善を目的としております。
10丸 \3,740(税込)
30丸 \10,681(税込)
1日2回 1回1丸
双料杞菊顆粒
(そうりょうこぎくかりゅう)
双料杞菊顆粒
効能・効果
体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりや口渇 があるものの次の諸症:かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下
「イスクラ双料杞菊顆粒S」は、六味丸にキクカ、クコシを加えた処方でこれら8種類の生薬から抽 出したエキスを顆粒としたものです。体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又 は多尿で、ときに手足のほてりや口渇がある方のかすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下の改善を目的としております。
45包 \4,730(税込)
90包 \8,690(税込)
1日3回 1回1包

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