東西薬局 > 癌と漢方
癌って、どんな病気?
1.癌(ガン)ってどんな病気なの?(まずは西洋医学で癌を知ろう)
細胞のしくみ:
人間の身体は、無数の細胞できています。
この細胞の核の中には、DNAとRNAという核酸がはいっているのです。
DNAには遺伝の情報が備わっており、この情報をRNAが読み取り新たな細胞をを作り出します。
このような遺伝情報の伝達によって、骨の細胞は骨を作り、筋肉の細胞は筋肉を作っているのです。
がん細胞とは:
正常な細胞の場合、遺伝の情報に基づいて正確に増殖し、一定の段階が来ると増殖はストップします。
それに対してがん細胞とはさまざまな原因によって、この遺伝情報に欠陥が生じると、その間違った情報が
そのまま伝えられていくのです。こうなってしまうと欠陥細胞はとめどもなく増殖を続け、正常な細胞を
おびやかす癌細胞となってしまうのです。
まとめ:
1.DNAに障害がおこる
2.RNAがそのまま間違った情報をよみとる
3.細胞が異常に増殖してしまう
以上のことから、癌は細胞遺伝子の病気だという事がわかります。
2.癌の転移って?
増え続ける癌細胞は、一ヶ所にとどまることなく、放置しておくと全身へと広がっていきます。
転移はその経路によって分けて考えます。
1.血行性転移:癌細胞が血管を通って転移していくもの
2.播種性(はしゅせい)転移:癌細胞が、腹腔など体腔内に入り臓器をおかすもの
3.リンパ行性転移:がん細胞がリンパ管を通って転移していくもの
3.癌の対策
癌は生命を奪う怖い病気ですが、発病の経過や症状等は、癌ができた部位やその人の免疫力などによって
千差万別です。癌ははじめにできた病巣だけでなく、その他の臓器へと転移し全身へ広がっていく厄介なもの
ですが、最近では医学も進歩し治癒が可能なケースも増えてきています。
また早期発見して手術をして治癒できるケースも増えています。
東洋医学による「癌の漢方相談」及び予防法
中医学では癌(ガン)を特別な病気とは捕らえていません。
癌(ガン)も中医学の基本原則に基づいて考えていきます。
●基本原則
1.整体観(せいたいかん)
西洋医学の場合どうしても病気そのものに注意がいき患者をみていない場合があるようです。
抗がん剤や手術などは必要な場合も多々ありますが、そのリスクを無視して行なった結果、
手術そのものは成功しても、患者さんの急激な体力低下を伴う事も多いようです。
中国医学はまず病気の部分だけをみるのではなく、病気を含めたその人を全体を一つのものとして
とらえるのです。
2.未病(みびょう)を治す
最近では西洋医学でも予防医学の重要性が叫ばれるようになり、健康診断なども定着していますが、
基本的には病気が発見できなければ治療できません。病名のない段階では経過観察といって結局ほとんど
対処できず、症状だけ悪化していくケースもあるようです。中国医学では病名がつかないような段階でも
その症状などに応じて明確な治法が確立しています。また家系的にガンがおおいという方にはその方の体質に
合わせた薬の選択をすることによりガンの予防が可能となるのです。
3.扶正去邪(ふせいきょじゃ)
西洋医学の場合、去邪に治療が片寄りがちです。
西洋医学の基本となる治療の3本柱は手術、抗がん剤、放射線治療の3つですが、これらの治療法いずれも
優れた効果はありますが、正常な組織・細胞にも負担をかけるためその結果自然治癒力(免疫力)が
低下してしまい、再発してしまうこともあります。
中国医学では扶正去邪が基本ですがガン治療に関しては扶正のほうに重点を置くことが多いと思います。
これは自然治癒力(免疫力)を強めて自らの力でガンを克服する方法であるといえます。また西洋医学と
併用することによって互いの短所を補い合い、長所を発揮し合う組み合わせといえるでしょう。
中国においては、西洋医学と東洋医学(漢方)を併用することで死亡率の低下や癌細胞の減少、再発防止に
効果があることが臨床経験から確実とされております。
東洋医学による「癌の漢方相談」及び予防法
1.弁証論治(べんしょうろんち)
中国医学に基ずく健康診断(望診+聞診+問診+切診)を行い、最適な漢方薬を見極めます。
2.癌に直接働きかける生薬及び健康食品
癌の部位や患者さんの体質に合わせた漢方薬を使用します。
3.免疫力を賦活する生薬及び健康食品
患者さんの体質を見極め、じっくり検討していきます。
猪越 英明(いこしひであき)
- ・元 東京薬科大学薬学部中国医学研究室 准教授
- ・元 国際医療福祉大学薬学部非常勤 講師
- ・医学博士
- ・薬剤師
- ・国際中医専門員
東西薬局では漢方による癌の漢方相談に力を入れております。
漢方専門の薬剤師があなたの悩みを解決していきます。
>> 相談日
※基本的にはご本人と漢方相談を行う事を希望しますが、患者様本人に告知していない場合や遠方の方には、電話にてご相談をお受けしております。
体力のための漢方薬
◆ 元気を補う漢方
- 補中丸(ほちゅうがん)
-
効能・効果
虚弱体質、貧血症、夏やせ、胃弱、病中・病後の体力回復、痔疾、脱肛、胃腸機能が減退し、疲労倦怠感のあるもの又は頭痛、悪寒、発汗を伴うもの。
- 参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
-
効能・効果
虚弱体質、肉体疲労、病後の体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症
- 瓊玉膏(けいぎょくこう)
効能・効果
食欲不振、肉体疲労、虚弱体質、病後の体力低下、胃腸虚弱、血色不良、冷え性、発育期
健康食品
◆ 菌糸製剤
- シベリア霊芝茶
-
「シベリア霊芝茶」は生きた白樺の樹液を吸って成長するキノコであるチャガを使っています。このチャガはシベリアに広がるタイガで冬場に採取されます。ロシアのノーベル賞作家であるソルジェニーツィンの著書《ガン病棟》に記述があります。「シベリア霊芝茶」はこの本場ロシア産のチャガを使用した粉末タイプです。
- 木鶏丹(もっけいたん)
「木鶏丹」はカワラタケとマンシュウグルミの樹皮のエキスを飲みやすい粒タイプにした食品です。清王朝を樹立した満州族の故地、長白山麓に伝わる伝説を元に、現地の大自然の中で育ったカワラタケとマンシュウグルミを配合した食品です。
カワラタケは、別名『雲芝(うんし)』と呼ばれるキノコです。
◆ その他
- 白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)
-
「白花蛇舌草」はアカネ科植物のフタバムグラを使用しています。白い花と蛇の舌のような形状の葉をもつため、中国では白花蛇舌草といわれています。日本では殆ど利用されなかった植物ですが中国では有用なものとして利用されてきました。「白花蛇舌草」はこの植物を手軽に摂れるようにしたものです。
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